人の良い面を見つめよう
昨日から札幌はPM2.5の濃度が高くなっています。
今日は咳き込みそうになりました。
不必要な外出は控え、外出の際はマスクをしたほうがいいと思いますよ。
今年は雪が少なく、雪解けがかなり早いです。
札幌市民としては歩きやすく嬉しいことです(^^♪
人の優れた面を率直に褒めよう
それではデール・カーネギー「人を動かす」より
こちらを紹介します。
リンカーンの書簡に「人間は誰しもお世辞を好む」と書いたのがある。優れた心理学者ウィリアム・ジェイムズは、「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである」と言う。ここでジェイムズが、希望とか要望とか待望とかいう、なまぬるい言葉を使わず、あえて「渇望する」と言っていることに注意されたい。
これこそ人間の心を絶えず揺さぶっている焼けつくような渇きである。他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれる人はきわめてまれだが、それができる人にしてはじめて他人の心を自己の手中に収めることができるのである。葬儀屋といえども、そういう人が死ねば心から悲しむだろう。
~中略~
もし、我々の祖先が、この燃えるような
自己の重要性に対する欲求を持っていなかったとすれば、人類の文明も生まれてはいなかったことだろう。
人間は誰しも「他人に認められたい」という強い欲求を持っています。
「渇望する」という強い表現で記載されています。
人間は誰しも承認欲求に突き動かされ行動している
と言っても過言ではないのではないでしょうか。
自分自身の心の中でも承認欲求
の占める割合は非常に高いと感じます。
人から認められたい、人をビックリさせたい、
自分は重要な人間だと感じてもらいたい…
などなど思い浮かべればキリがありません。
人間の心を支配していると言っても
過言ではない承認欲求。
これを満たすことができれば、
きっと他者と良い関係が築けるのではないでしょうか。
他者の承認欲求を満たすための
具体的な方法について、週給五十ドルが、
かなりの高給とされていた時代に、
年棒百万ドル以上の給料を取った
数少ない実業家の一人、
チャールズ・シュワッブの言葉を紹介します。
「私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、私にとっては何物にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。人を働かせるには激励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える」
人をけなすのではなく賛辞を送ろう、とのことです。
忙しい毎日を追われるように過ごしていると
どうしても人の悪いところばかりが気になって
しまいがちです。
他者をけなすことは簡単です。
自分の不機嫌な気持ちに任せ、
思いつくままに悪口を言えばいいだけです。
そうではなく、人の良い面を見つめ
褒めることにより物事は好転します。
そして、人を非難すると不思議と
気分悪くなりませんか?
僕の場合は気分が悪くなります。
感情に任せて人をディスるのは
何かとデメリットが多いものです。
とはいえ、上っ面のお世辞を言っても
見抜かれてしまい、上手く行かないでしょう。
自分が心から感心した点について
率直に伝えることにより、
相手に気持ちが届きます。
人と接する際に参考になる態度を
引用します。
「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている―私の学ぶべきものを持っているという点で」
エマーソンにしてこの言葉あり、ましてや我々凡俗はなおさらである。自分の長所、欲求を忘れて、他人の長所を考えようではないか。そうすれば、お世辞などはまったく無用になる。嘘でない心からの賞賛を与えよう。シュワッブのように”心から賛成し、惜しみなく賛辞を与え”よう。相手は、それを、心の奥深くしまい込んで、終生忘れないだろう―与えた本人が忘れても、受けた相手は、いつまでも忘れないで慈しむだろう。
「相手は終生忘れない」
これについては自分も思い当たる点が
多々あります。
ちょっとしたことでも褒めてもらったことに
より、自分の自信となり
辛い時でも乗り越えられた経験があります。
人の良い面を見つめられる心の広い人間
を目指したいですね!